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| 終りに見た街 |
評価 ★★★☆☆
この作品は2005年12月3日に放送された「山田太一ドラマスペシャル・終戦60年特別企画」という特別番組。 テレビ朝日系列で放送された。
原本は小説から。
戦争をテーマにした、なかなか不思議な世界感を出している作品だった。
ストーリーはある一家が過去にタイムスリップ。 そこは戦争真っ最中の日本であった。 なぜここにいるのか?
そんな謎めいたシーンから始まる。
オイラ的にはどんな結末がまっているのかな?っと思っていたら、シュールな良く分らない終わり方だったw はじめが惹かれただけにしっくりこない。
しかし、戦争の惨さや、悲惨さは、この作品からひしひしと伝わってくる。
ちなみにDVDやビデオにはまだなっていないようなので、再放送か次期出るかもしれない発売日まで待つしかないようだ。 どうしても見たい人は小説があるのでそちらにどうぞ。
最後に、ネタバレストーリーの後に、自分の解釈と面白い解釈を見つけたので、紹介して終わりにする。
【ネタバレ注意】
2005年9月、東京郊外に住むシステムエンジニアの清水要治は一家の大黒柱で、妻、娘、息子、愛犬と幸せな暮らしをしていた。そんな中、旧友の宮島敏夫と再会する。
その2日後、妻の紀子が朝起きて外が森で近所の家がないと言い出す。
要治が外を見て確かめると、妻の言葉は事実だった。
驚いた要治は外に出るが、森を抜け出た先にもあるはずの街はなく、神社では出征兵士の送別会が開かれていた。
不審に思った要治はそばにあった掲示板を見て驚愕する。
そこに張られていたポスターには昭和19年と記されていたからだ。
付近の住民に不審がられた要治はあわてて家に戻るが、そこへ敏夫から電話がかかって来る。 釣りに出かけた敏夫親子もまた昭和19年にタイムスリップしていたのだ。
敏夫親子は要治一家に合流し、彼らに疑惑の目を向ける軍人たちの追手をかわしながら、昭和19年の生活に順応していく。
そして、未来から来た人間の義務として、当時の人々にこれから起こる東京大空襲の危険を知らせようとある計画を実行に移すが、人々は犯人だと疑われるのを恐れ、結局誰も逃げようとはしなかった。
そして失踪した敏夫の息子の新也が突然帰宅するが、帝国軍に入隊しておりすっかり見ちがえていた。 新也は敏夫、要治の考えている事はおかしいと言い、また要治の娘の信子も新也に味方する。
そこへ不意に空襲警報が鳴った。 要治は自分たちのいる場所は安全で攻撃されない場所だと言うが、起こらない筈の空襲を受けてしまう。
衝撃を受け、閃光が光り、要治が目を覚ますと片腕を失っていた。
そこは見渡す限りの瓦礫と焦げた無数の死体の山。
さらに60年前にはあるはずが無い物を見る。
それは廃墟となったビルや東京タワー、そこは2XXX年の原爆の爆心地となった死の街・東京であった。そして、要治は「終わりに見た街」で絶命する。
この作品を見た時、すべて夢の世界なんじゃないかと予想していたのだが、すべて夢だと矛盾してくる場所が多々ある。
なぜ、この家族と親しい友人達だけがタイムスリップしてしまったのか? なぜ、家を燃やしたのか? 夢だとしたら最後のシーンでなぜ目覚めないのか?
ああいう形で終ったら、なんかあるのかな?っと考えさせる為にとったのだろう。
そんな考えがオイラの中にあり、これ以上考えても答えが出ず、ああいう余韻を残す事で戦争の悲惨さを伝えるという手法なんだと結論つけた。
しかし、面白い仮説を書いたホームページがあった。
『名無しの芸能観察記』というサイトだ。
このサイトの説は『夢オチ説』
オイラの考えと似ている。 しかし、読んで見ると、全然違うw
これは現実の悲惨さに耐えられず幻覚を見てしまったという説だ。
分かりやすくすると下記の図のようになる。(HP参照)
・昔の親友と再会する(現実) ↓ ・その数日後、何かの理由で東京に原爆が落ちる(現実) ↓ ・中井貴一は、左腕を失う重傷を負い、意識を失う(現実) ↓ ・タイムスリップの夢をみる(夢) ↓ ・夢の中で「空襲」に遭遇する(夢) ↓ ・夢から醒め、東京の焼け野原を目にする(現実)
つまり、現実になんらかの原因で東京に原爆が落ちて、現実逃避し元に戻れと願った結果、タイムスリップしてしまった夢を見てしまったという事だ。
おぉ、なんかこの説しっくりきますなw
他にも色々と解説してあるので詳しくはHPでどうぞ(いつまであるかわからないけどw)
まぁ、戦争はイクナイという事だな。
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