映画の世界を旅する風来坊日記。 
 
 

猫の恩返し

猫の恩返し / ギブリーズ episode2
評価 ★★★☆☆

『猫の恩返し』:宮崎駿が企画し、新人・森田広幸が監督したスタジオジブリ作品。
同社の1995年度作『耳をすませば』の姉妹編的要素をもつ作品でもあり、原作は柊あおい。
車にひかれそうになった猫を助けたことから、猫の国に招かれた高校生少女ハル(声:池脇千鶴)の冒険を、ジュヴナイル感覚で描いていく。

作画や演出タッチなど従来のジブリ作品とは大いに異なり、冒険のダイナミズムよりも、どこかはかなげで淡々とした思春期の味わいをこそ強調している節もある。
いわば21世紀のジブリ・アニメの模索の始まりともいえる作品だ。

はじめはハルを息子の嫁にと願っていながらも、その息子に恋人がいるとわかるや、自分の嫁にと無理強いする傲慢な猫の王様の声を、丹波哲郎がこの名優ならではの怪演で披露し、映画的な間を多いにもたせている。

『ギブリーズ episode 2』:架空のアニメ製作スタジオ「ギブリーズ」で働く面々を主軸に据えての日常を描いた、スタジオジブリの短編アニメで、監督は『ホーホケキョ となりの山田君』の演出を担当した百瀬義行。

名物カレー屋とギブリーズとの熾烈な激辛カレー対決を3D・CGを駆使して描いた『カレーなる勝負』や、マイムマイムのメロデイをバックに小学校時代の恋を回想するパステル・タッチの『初恋』など、4つのショート・ストーリーが繰り広げられていくが、それぞれ描写の手法を変えているのがおもしろい。

声優は西村雅彦、鈴木京香、小林薫など、ジブリアニメならではの豪華布陣だが、こうした実験的短編は、専門の声優を起用した方がケレンが加わって良かったのではないかとも思う。

この映画は『耳をすませば』の続編、っと思っていたら姉妹編的作品。
繋がっているようで繋がっていない、『耳をすませば』で出てきたネコの置き物が主人公となっていた。
繋がっているのはネコの置き物だけ?
オイラとしては続編として見たかったので少々残念。
もう少し前作と繋がっていたら面白かったのに・・・
一応「成長した月島雫が書いた物語」という事になっているんだけどねぇ。

まぁ、ほのぼの度とメルヘン度はかなりパワーアップしていますけどw
あと、ネコ好きなら見る価値あるかも。

もう一つの作品『ギブリーズ episode2』はジブリのスタッフの日常らしきものをシュールな笑いに載せて描いている短編集第2弾。
こっちもいつもと違った面白映像になっている。

まぁ、1回見れば十分という感じだけどw

『猫の恩返し』の話に戻るが、ほのぼのして心癒される作品だが、前作よりパンチが弱い。
ちょっとメルヘンの方に片寄り過ぎてしまった感がある。
外伝として見れば成立するかも。
オイラ的には前作の月島雫と天沢聖司の続きが見たかったなぁ。
   22:16 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

ジュラシック・パーク3

ジュラシック・パークIII コレクターズ・エディション
評価 ★★★☆☆

遺伝子操作で現代によみがえった恐竜たちの棲むジュラシック・パーク。
そこで、かつて決死の冒険をした古生物学者グラント(サム・ニール)は、研究資金援助を申し出た富豪夫妻とともに、あの忌まわしき島へ再び舞い戻る羽目に。
またもおとずれる恐竜たちの襲来。
そんななか、夫妻の真の目的とは・・・?

ご存じ大ヒット・シリーズの第3弾。
今回は続編の演出を熱望していたジョー・ジョンストン監督の意をくんで、スピルバーグが彼にメガホンをバトンタッチ。

『ロケッティア』『遠い空の向こうに』と空を飛ぶことにこだわるジョンストン監督らしく、今回は翼竜が大活躍。

また、全編見せ場のつるべうちで、まさに恐竜ランドの大冒険ともいうべきアミューズメント映画の快作に仕上がっている。
残酷描写が抑え目なのも、大人から子どもまで楽しむ作品として気持ちがいい。

一段とパワーアップした恐竜たちが、島を訪れた人間に襲いかかる。

この映画は『ジュラシック・パーク』シリーズの続編、第3弾。
正直、古生物学者グラントは死ぬ思いして帰ってきたのまた行くのか!っとしょっぱなから疑問に思ってしまったw
まぁ、物語が進むにつれ段々慣れてきたが、なんか冒険パニック映画?に無理矢理もっていこうとしている感が否めない。
恐竜もそんなに新鮮に感じなくなってしまった今作になんか違う魅力をつけないと駄作になる一方。
しかし、TV娯楽としてはまだまだ楽しめる。
でも億をかけてTV娯楽ってねぇ・・・^^;

最後のシーンは渡り鳥のように恐竜もちがう島に移動しているシーンを見て、続編を作る気なのか?っと思ってしまった。
作るなら、都会に恐竜が進出するって所か・・・
ん?アメリカ版ゴジラ???
   17:02 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

耳をすませば

耳をすませば
評価 ★★★★★

雫は中学3年生。
両親と大学生の姉とともに東京近郊の団地に住む、ごく普通の読書好きの女の子だ。
そんな雫が親しくなった同級生の少年は、中学を卒業したらすぐに、バイオリン職人になるためにイタリアに渡ると言う。
進路について深く考えていなかった自分に気づいた雫が、自分のやりたいこととして選んだのは…。

脚本とプロデュースを宮崎駿、監督は数々のジブリ作品でキャラクターデザインや作画監督を務めた近藤喜文が担当。
思春期の迷いや焦り、そして出会いがもたらす成長を、変わりゆく季節の様子とともにみずみずしく描き上げた。

特筆すべきは、背景の描き込みの細やかさ。
団地の階段や学校の廊下、街なかの看板に至るまでリアルに、しかし温かみを持って描写され、これが「特別な人の物語」ではないことを示しているようだ。
これから巣立ち、自分の道を歩む人たちにふさわしい歌として原曲を大胆に翻案したテーマソング「カントリーロード」も印象的。
見終わるころにはコンクリートでできた街並みに不思議な郷愁を覚える、そんな秀作である。

「りぼん」に連載された少女漫画を、ジブリ作品の作画を担当してきた近藤喜文が監督した作品。
中学3年生の女の子の、甘酸っぱい初恋を描く。

このアニメはスタジオジブリシリーズの青春物語。
高校へ行くか、就職するか、色々悩みの多いこの次期は誰もが経験した事ではないでしょうか。
そんなだれもが経験した甘酸っぱい思いでが沢山つまったこの作品は、見ているだけで、あの時代に瞬時にタイムスリップさせてくれます。
『カントリーロード』の歌も作品にあっており、心地よい風を感じられる不思議な気分にさせてくれる。

そんな時代もあったなぁっと青春時代を忘れてカリカリしている現代人の心を癒してくれる素晴らしいハートフルな作品でもある。

多少、メルヘンチックすぎる部分もあったが、最後には見て良かったと心から思える良い余韻に浸れますよ。

ちなみに、この作品って『りぼん』の少女漫画が原作だったんだw
少女漫画読まないから良く分らんが、題名も『耳をすませば』だそうです。
話や設定は少し違うみたいだが、原作もメルヘンチックな作品らしい。
興味があったら見比べてみてはどうでしょうか。

最後に『カントリーロード』の歌に感動したので、歌詞を載せて終わりにする。

【カントリー・ロード】

★「カントリーロード この道 ずっとゆけば
あの街に つづいてる
きがする カントリーロード」

ひとりぼっち おそれずに
生きようと 夢みてた
さみしさ 押し込めて
強い自分を守っていこ

★くりかえし

歩き疲れ たたずむと
浮かんで来る 故郷の街
丘をまく 坂の道
そんな僕を 叱っている

★くりかえし

どんな挫けそうな時だって
決して 涙は見せないで
心なしか 歩調が速くなっていく
思い出 消すため

カントリーロード
この道 故郷へつづいても
僕は 行かないさ
行けない カントリーロード
カントリーロード
明日は いつもの僕さ
帰りたい 帰れない
さよなら カントリーロード
   16:23 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

エデンの東

エデンの東
評価 ★★★★☆

第一次世界大戦下のカリフォルニア州サーリナスを舞台に孤独を抱えたナイーブな青年の青春と家族との確執を描いた作品。
旧約聖書の「カインとアベル」を下敷きにしたジョン・スタインベックの原作を、名匠エリア・カザンが監督したジェームス・ディーンの本格デビュー作。

この映画はジェームス・ディーンのヒューマンドラマ。
親子の確執を描いた作品で、非常に素晴らしい作品。

【ネタバレ注意】

兄のアーロン(リチャード・ダヴァロス)は真面目。
弟のキャルは(ジェームス・ディーン)は不良。
母親はいない。
親父はなぜかキャルにだけ、きつくあたってくる。
キャルは親父に誉めてもらおうと色々やるが、すべて裏目に出てしまう。
こんなエピソードがあった。
戦争が始まってしまい、親父が事業に失敗した時、キャルが戦争でマメの物価が上がるとふんで買い占め大儲け。
その大儲けしたお金を親父の誕生日に全て渡したら、親父が「戦争で暴利を得るとは怪しからぬと」っと、激しく叱りつけた。
しかも、物ではない兄の婚約という誕生日プレゼントの方を大いに祝ったのだ。。。

そこまで忌み嫌う意味はなんだったのだろうか。

キャルはとうとう溜め込んでいたものを全て爆発させてしまい、兄に母親の秘密をばらしてしまう。
兄はかなりのショックを受けて酒を暴飲し、そのまま軍隊に志願し列車に乗り込んでしまった。
その事でショックを受け、親父が倒れ半身不髄になって明日を知れぬ命となってしまう。

今まで厄介な事を全部封印してきた罪なのか、偽善家族が完全に崩壊してしまう瞬間だった。

その後、アブラの仲介により、親父はキャルを許し、看病してくれと苦しい息遣いで頼んだ。

その言葉でキャルは「やはり自分の事を愛していてくれたんだ」と絶望から救われる。

っというストーリー。

昔の映画だとは思えないクオリティーの高い作品に正直、驚く。
親父の心情、母親の心情、子供の心情、この時代の国民の心情、どこをとってもリアルな描写を事細かく描いている。

なぜ、ここまで親父は忌み嫌ったのか。
それは、キャリが自分を裏切って出ていった母親に似ていたからなのかもしれない。

人間は不幸になってからではないと大切な物がなんなのか気付けないのでしょうか。
かなり考え深い、鋭いメッセージが心を切り裂いてくる、そんなハートフルな作品でした。
   01:16 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

T.R.Y トライ

T・R・Y
評価 ★★★☆☆

20世紀初頭の上海で、金持ちの悪党相手をだまして荒稼ぎしていたペテン師・伊沢修は、殺し屋から救ってくれた革命家の関のために、日本軍から革命用の武器弾薬を盗む約束をするはめになる。

主人公が上海を舞台にした革命に巻き込まれていく姿をアクションたっぷりに魅せていく本作は、上海に広大なオープンセットを組んで撮影された織田裕二主演の娯楽大作。

だますのは金持ちの悪党だけ、貧しい者にはやさしい伊沢。
そのずる賢いけど、心根はやさしいというキャラクターに織田はピッタリ。

そんな主人公を嬉々として演じる織田と、ずっしりとした存在感で野心家の将軍を演じる渡辺謙の共演も楽しい。
共演は黒木瞳、丹波哲郎ほか、中国のスター邵兵(シャオ・ビン)が関を演じる。
大森一樹監督作。

20世紀初頭の東アジアを舞台に、織田裕二が詐欺師を熱演した大作。
日本人詐欺師・伊沢修の前に、革命家を名乗る男が現れる。
男は伊沢を殺し屋から命を守ることを条件に、彼に日本軍の武器弾薬奪取を依頼する。
初回版終了後はアマレーケース仕様に。

この映画は織田裕二主演の泥棒アクション。
当時、レオナルド・ディカプリオ主演の『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』に酷似している事で驚いた作品。
たしか、ほぼ同時に出したと記憶しているが、、、
なんか深い意味でもあったのだろうか?

そんな驚いた作品だったが、中身は現代風ネズミ小僧と言った所か。

得に目新しい作風でもないが、短編ドラマとしてはなかなか楽しめる作品です。
   00:25 | Trackback:0 | Comment:0 | Top
 
 
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