理由なき反抗 - 羅夢の映画放浪記

理由なき反抗

理由なき反抗 特別版
評価 ★★★★☆

引っ越してきたばかりの17歳の少年ジムは、泥酔のため、その日の集団暴行事件の容疑者として警察に連行された。
翌日、新しいハイスクールに登校し、昨夜警察署で会ったジュディと再会するジム。
だが、ジュディはバズ率いる不良グループと一緒だったために、ジムはさっそく彼らに目を付けられた。

生涯にたった3本の主演映画しか残さず、24歳の若さで事故死したジェームス・ディーン。
彼の死はその存在を傷つきやすい、大人になれない若者の象徴とした。
そんな彼の姿をそのまま凝縮したような映画が本作である。

親の世代の考え方を容認できず、反抗を繰り返す若者たち。
行き場のないエネルギーは、崖っぷちまで猛スピードで車を走らせるチキンレースにぶつけられる。
そこに描かれるもろく傷つきやすい等身大の青春像は、後の『ウエスト・サイド物語』や『イージーライダー』などの映画に脈々と流れ込んでいく。

青春映画というジャンルはこの映画から始まったといえる。
また映画の中で着ている赤のスウィングトップにブルージーンズは、永遠に色あせないディーンのスタイルとして残っている。

この映画はジェームス・ディーン主演のヒューマンストーリー。
甘酸っぱいラブストーリーでもなけれな、ほのぼのストーリーでもない、世間に不満を持っている若者達の青春ストーリー。
命と命のぶつけあいは、自分の存在意義を確かめるもの。
そんな危険と隣合わせの毎日を過ごす若者達の心情を上手く表現している名作中の名作で『ウエスト・サイド物語』はこの作品にかなりの影響を受けている事でしょう。
ラストシーンでは良い余韻というよりは、色々考えさせられる作品に仕上がっている。
古い作品だが、かなり深い作品で、命の大切さや友達、家族、その他色々の大切さを学ぶ事が出来る映画でもある。
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