南極物語 - 羅夢の映画放浪記

南極物語

南極物語
評価 ★★★★☆

1958年2月、日本の南極観測探検隊は急遽(きゅうきょ)帰国の途に着くことになり、そのときのアクシデントで15匹の樺太犬を置き去りにせざるを得なくなることに。
しかし、それから1年後、再び隊員たちが南極に戻ってきたとき、そこには苛酷な自然の中を生き延びていた2匹の犬、タロとジロの姿があった…。

奇跡の実話をもとに、『キタキツネ物語』の蔵原惟繕監督がドキュメンタリー・タッチで描いた動物映画、空前の大ヒット作。
前半は高倉健と渡瀬恒彦扮する隊員と犬たちとの南極冒険行が魅力的に描かれ、後半は離れ離れになった犬と、人間側のドラマが交互につづられていく。

撮影は北極と南極の双方で敢行され、映画史上初めて本物のオーロラを映像で見せることにも成功。
大自然の風景を雄大に捉えたヴァンゲリスの音楽もすばらしい。

『鉄道員』『ホタル』の高倉健主演で、2匹の犬・タロとジロの実話に基づき、南極を舞台にカラフト犬の生存を賭けた闘いを描く感動作。
昭和33年、やむなき事情により探検隊から南極に取り残された15匹の犬は、食糧のない厳寒の南極でひと冬を乗り切る。

この映画は実話を元にしたドキュメンタリー作品。
アクシデントにより犬を15匹置き去りにしなくてはいけない状況に。。。
人間の苦悩と15匹の犬の過酷な運命を描いた作品。

あの時射殺した方が正解だったのか、せめて首輪だけでも外してあげたほうがよかったのか、、、色々な考え方があるが、どれが正解なのだろうか、、、本当に答えなんかあるのだろうか。
見ているだけの人でも色々考えてしまうのに、当の本人達はもっと色々悩んだ事だろう。
あの決断が間違えてるなんて、だれが言えるだろうか。
当事者でもない、ただの傍観者であるオイラはそんな軽はずみな発言、恥ずかしくて言えない。

しかし、これは美談として片付けるのではなく史実として受け止めなければいけない、ここから何かを学ばなければいけない、そんな作品でもある。

ストーリー的には隊員たちの心情と空白の1年の犬の行動を推理して描いている。
セリフは少なく静かな作品だが、とても綺麗で、とても過酷で、とても神秘的で、自然と戦っている犬の姿はとても勇気づけられる。

次々と死んでいく描写は心痛むものがあったが、都合の悪い部分を隠した偽善感動作より良い。

勝手な解釈かもしれないが、犬も必ず主人が戻ってくると信じ続けた事で、生きれたのかもしれない。
犬から学べる事はこれからも沢山ある。

最後に15匹の犬達よ、ありがとう。
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