ジャッカルの日 - 羅夢の映画放浪記

ジャッカルの日

ジャッカルの日
評価 ★★★☆☆

フランス大統領ドゴールの暗殺を請け負った殺し屋ジャッカル(エドワード・フォックス)の行動を詳細に追ったフレデリック・フォーサイスのベストセラー小説を、巨匠フレッド・ジンネマン監督が映画化。
原作の味わいを損なうことなく、ドキュメント・タッチの淡々とした、それでいてじわじわと緊迫感みなぎる名人芸の演出をとくと堪能できる、まさにプロ級のプロが作った映画の中の映画。
大傑作である。

終始クールにふるまう主人公をエドワード・フォックスがこれ以上にないほどのリアルな演技で魅せきる。

また彼を追うフランス司法警察ルヴェル警視役の名優ミシェル・ロンズデールも素晴らしい。
両者の息詰まるシーソーゲームが実にスリリングに展開され、観る者を圧倒する。本作の日本公開後、映画ファンの間でやたらとスコープ付きのモデル銃が流行った。

この映画はシャルル・ド・ゴール(シャルル・アンドレ・ジョゼフ・ピエール=マリ・ド・ゴール (Charles Andr Joseph Pierre-Marie de Gaulle)というフランス第五共和政初代大統領暗殺の実話を元に描いた作品。
っというよりこの人物、遭遇した暗殺未遂事件は約31件に及ぶという、、、狙われ過ぎだしw

まぁ、内容は殺し屋の『ジャッカル』が渋い、とにかく渋い、渋すぎるw

そうなんです、前回ブルース・ウィリス主演の『ジャッカル』というタイトルの作品を見た時の印象と全然違うのですw

ブルース・ウィリス主演の『ジャッカル』はどちらかと言うとコミカルというか、ブラックコメディというか、殺し屋という人物も一緒に描かれているのだが、『ジャッカルの日』の殺し屋『ジャッカル』はあんまり人物像を掘り下げない謎の人物として出てくる。

どっちの『ジャッカル』も残虐な殺し屋なのだが、『ジャッカルの日』の方がリアルだ。
しかし、原作に忠実な良質な作品の反面、シュールすぎる部分があるのも特徴。

ブルース・ウィリス主演の『ジャッカル』は派手で娯楽としては見所満載。

どっちも面白い作品だが、シュールでドキュメントタッチのリアルな演出がいいか、それとも派手な演出がいいか、それぞれ特徴があるので、これは好みの問題だと思う。

どちらが好きかは自分の目でお試しあれ。
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『ジャッカルの日』(1973)

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2010-06-18 22:57 | from 【徒然なるままに・・・】