ポセイドン 史上最悪の大転覆 - 羅夢の映画放浪記

ポセイドン 史上最悪の大転覆

ポセイドン・アドベンチャー
評価 ★★★☆☆

ポール・ギャリコの小説を映画化した、ロナルド・ニーム監督の名作パニック映画のリメイクだが、もともとは米ホールマーク・エンタテインメントによるテレフィーチャーで、映画としてのリメイク「ポセイドン」に先立つ2005年に製作された作品。

こうしたバックグラウンドを知ると、いかにもあやかり作品と思われそうだが、これがなかなかおもしろい。

物語の大筋はニーム監督の映画と同じく、転覆した豪華客船ポセイドン号から決死の脱出を試みる乗客たちを描くものだが、このホールマーク版ではポセイドン号の転覆の要因を大津波ではなくテロリストによる爆破事件と変更した。

つまり“天災”から“人災”に変わったわけだが、この変更により、あたかも神にもてあそばれているかのような絶望的な道行が、明確な解決を求めての前進として描かれた、この違いは大きい。

テロ対策として解決に動き出す政府機関や特殊救助隊の描写も加わり、より綿密かつ広範囲に事件の全貌と顛末を描くことに成功している。

転覆船からの脱出劇を描くことだけに終始した「ポセイドン」に比べて、キャラクター描写も危機的シチュエーションのサスペンス性も、はるかに見ごたえのあるドラマを見せてくれるのは、ディテールを積み重ねることができるテレフィーチャー故といった理由だけではないだろう。

ポセイドン号の船長名が原作者と同じなのは、スタッフのお遊びか。

1972年に製作されたパニック・アドベンチャー『ポセイドン・アドベンチャー』を最新のVFXを駆使してリメイクしたテレビ映画。
2500人の乗客と1200人の乗組員を乗せ出航した豪華客船“ポセイドン”。しかし航海中にハリケーンに巻きこまれ、時を同じくしてテロリストが仕掛けた爆弾が爆発する…。
アダム・ボールドウィン、ルトガー・ハウアー、スティーブ・グッテンバーグほか出演。

【羅夢の感想 - ネタバレ無】

この映画は船の転覆から脱出するパニックアドベンチャー。
船が反転して脱出不可能な状況に追い込まれる描写は『タイタニック』より酷いです。
反転とは文字の通り、上下逆さまになると言う事。
つまり、天井が地面に来て地面が天井になる。
っと言う事は船の外に出られる唯一の出口はすでに海の中という事ですなw
なので出口を求めて上に言っても船の底に行くだけ・・・
完全な密室になって閉じ込められたという設定。
しかも、3000以上のかなりの人数が・・・

果たして脱出出来るのだろうかっと言うストーリー。

自分勝手に行動する人、いちがんになって脱出を試みる人、助けがくるのを待つ人、実際におこるであろう様々な人間描写をリアルに表現している。
そして、船の中には老若男女様々な人達がいる、お年寄りや女性をかばいながら脱出出来るかどうかも見所の一つである。

しかし、主要人物以外の人命がかなり軽く描かれており、臨場感やリアル感を出す為仕方のない事だが、人を使い捨ての道具のような扱いに嫌悪感を感じてしまう。
まぁ、実際はもっと酷いのだろうが・・・

そしてなにより、足手纏いの老人で脱出の重さを演出し、パニックやわめき散らす足手纏いキャラで主人公を立たせ、裏切りそうなキャラで単調さを無くす等の演出が教科書通りで臭すぎるw

テーマが深いような深くないような、リアルなようなリアルでないような、なんだろ、娯楽パニックとして見る分には楽しめるのだろうが、、、んーあんまり深く考えない方がいいかもしれないなw

ちなみに、この作品、オリジナルやリメイク、新作なんかが出ており、題名も同じのが多いのでややこしい。
ポセイドンシリーズは全4作あるようで、それを最後にまとめて終わりにしたいと思う。

1972年
『ポセイドン・アドベンチャー』
初代の作品。
ジーン・ハックマンが主人公(フランク・スコット牧師)を演じている

1979年
『ポセイドン・アドベンチャー2』
ワーナー・ブラザーズ制作の『ポセイドン・アドベンチャー』の続編。

2005年
『ポセイドン 史上最悪の大転覆』
DVDの題名は『ポセイドン・アドベンチャー』
アメリカのNBCという放送局で3時間のTV映画として放送されたもの。
日本で言うTV特番ドラマみたいな感じか。
ここがややこしいポイント!
日本で放送された時の題名は『ポセイドン 史上最悪の大転覆』でDVDで買う時は初代の作品と同じ題名、『ポセイドン・アドベンチャー』となっている。
ストーリーは同じような感じだが、こっちの方は2005年にあわせた現代風アレンジしてあるリメイク版。
主演者が違うので注意、オリジナルを再編集したものではない。

2006年
『ポセイドン』
ワーナー・ブラザーズが再び映画化したリメイク版。
カート・ラッセルが主演している最新作。

っとなっている。
参考までにどうぞ。
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