さくらん - 羅夢の映画放浪記

さくらん

さくらん 特別版
評価 ★★★☆☆

江戸吉原に咲き乱れる極彩色エンタテインメント
てめぇの人生、てめぇで咲かす

吉原遊郭「玉菊屋」に売られて来た8歳の少女、きよ葉。
女だけの世界で自分も遊女になっていくのが怖いと逃亡を試みるが即座に捕まってしまう。
店番の清次は咲かないと言われた吉原の桜が「もし咲いたら」ここを出してやるという。
トップ花魁・粧ひの挑発に乗せられ吉原一の花魁になる決意を固めたきよ葉は花魁街道まっしぐらに人気遊女への道を駆け上がっていく。
ところがある日、きよ葉は客の惣次郎と激しい恋に落ちる。
偽りの愛を売る世界に身をおきながら、唯一、真実の愛を感じられる瞬間に酔いしれるきよ葉。
しかし、きよ葉をねたむ花魁・高尾の策略によって惣次郎との仲を引き裂かれてしまう。
18歳になったきよ葉は、凄まじい人気を呼んで、誰もが憧れる花魁の座を勝ち得る。
やがて身請けを申し出た大名・倉之助の登場で、吉原を出ることに。
その当日、咲かないと言われた吉原の桜に奇跡が!
それを目にしたきよ葉と清次は・・・。

演出家・蜷川幸雄の娘で、写真家として有名な蜷川実花が初監督に挑戦。
原作は安野モヨコ、脚本はタナダユキ、音楽は椎名林檎と、ガールズパワーが結集された1作だ。
舞台は江戸の吉原。
遊郭「玉菊屋」に連れて来られた少女が「きよ葉」と名づけられ、成長して吉原でもトップの花魁「日暮」となるまでを描く。
大門の上に金魚が泳ぐ水槽が飾られるなど、吉原や遊郭内の美術が斬新でカラフル。
金魚や花がふんだんに使われ、時代劇とは思えない遊び心に満ちたビジュアルが、物語にぴたりと合っている。

きよ葉を演じる土屋アンナの豪快な演技が楽しい。
つねに“マイ・ウェイ”で突き進み、先輩の花魁に臆することもないし、気に入らない同僚の遊女には跳び蹴りまでくらわす。
強気な彼女がチラリと本音を出す瞬間、観ているこちらも胸が締めつけられるのだ。
アンナに負けじと、菅野美穂、木村佳乃らの大胆なラブシーンにも驚くばかり。
女優陣のヌードはあっけらかんととらえる一方で、安藤政信ら男優陣を見つめる映像は、妙に艶っぽくて、女性監督らしい視線が感じられる。

この映画は江戸吉原の遊女達の生きざまを描いた作品。
土屋アンナ演じる花魁はかなりキャラとマッチしていて見ていて気持ち良かった。
そして、背景は凄い綺麗に仕上がっていて、日本の良い所が全面に出ている。
花魁の裏側を見てみたい人にはオススメ。

オイラ的にインパクトが強かったシーンは菅野美穂のヌード。
綺麗というより病的な痩せ具合のほうが気になってしまったw

まぁ、女の争いがストーリーの本管なので、男性より女性向きといった感じのストーリーか。
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