シティヒート - 羅夢の映画放浪記

シティヒート

シティヒート
評価 ★★★☆☆

80年代最高のスター初共演による、30年代の痛快アクション・コメディ。

カンサス・シティー、1933年。
厳しい禁酒法が敷かれ、かえってギャング達が街にのさばっていた時代。
クリント・イーストウッド扮する頑固一徹スゴ腕のスピア警部は、我が道を行く私立探偵が大嫌い。
そして、そんな探偵マイク・マーフィーを演ずるのがバート・レイノルズ。
彼は警官時代にスピアと同期でその頃から寄ればイガミあうケンカ仲間だったが、気楽な探偵稼業を始めてからは一層独自路線に拍車がかかり、スピアの前でもそれはお構いなし。
マーフィーのクールな相棒デールは三つ揃いのスーツにピシッと身を包んだシャレ者で探偵稼業から足を洗う機械を狙っていた。
そして見つけたのが、暗黒街の大物コルから秘密の帳簿を盗み、もう一方の大物ピットに売りつけると脅迫して、それぞれから相当な金額を巻き上げることだった。
が、あまりにも深くかかわりすぎて、あっさりと殺されてしまったため、帳簿の行方をめぐって今度は相棒のマーフィーまでコルとピットの両組織から狙われることになるのだった。

この作品は大ヒットするはずだった。
公開当時(1984年)のドル箱スター、バート・レイノルズとクリント・イーストウッドが競演していたのである。
驚くことに興行成績はまったく振るわなかったものの、レイノルズもイーストウッドも最高の演技を見せている。
1930年代を舞台にした物語で、自由気ままな私立探偵(レイノルズ)と彼のやり方が気に入らなくてうんざりしている刑事(イーストウッド)に加え、密輸業者やギャングが登場し、誘拐事件も織り交ぜた何でもありのストーリーになっている。
二大スターは毎度おなじみ得意の役柄を誇張して演じており、特にレイノルズのほうはいつもながらかなりオーバーな演技である。
監督は腕の冴えないリチャード・ベンジャミンだが、キャストはリップ・トーン、マデリーン・カーン、トニー・ロ・ビアンコ、ジェーン・アレキサンダーといった素晴らしい俳優陣だ。
一番受けるギャグはイーストウッドの銃の大きさをネタにしたものである。

この映画はクリント・イーストウッドとバート・レイノルズ共演の暗黒街で繰り広げられるアクションコメディ。
いつもの渋めの演技とは違い、少しコメディを加えた作品。
冷静沈着で凄腕のスピア警部(クリント・イーストウッド)とプレイボーイの私立探偵マイク・マーフィー(バート・レイノルズ)の犬猿のやりとりが面白い。
そして、喧嘩ばかりしている2人だが、手を組めば恐いものなしで、巨大な悪に立ち向かう姿は爽快。

いつもの西部劇なりの時代風刺的メッセージも少し含まれているが、重いストーリーではないので気楽に見れる娯楽作品です。
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