デッドゾーン - 羅夢の映画放浪記

デッドゾーン

デッドゾーン デラックス版 [DVD]
評価 ★★★☆☆

交通事故で5年間昏睡状態を続けていた高校教師のジョニー(クリストファー・ウォーケン)は、奇跡的に目覚め回復するが、なぜか人の未来を予知する能力も備わっていた。
やがて彼は上院議員のスティルソン(マーティン・シーン)と出会うが、そこで彼が予知した未来は、スティルソンが核ミサイルのスイッチを押す姿だった…。

スティーヴン・キングの同名原作を鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督が映画化したサイキック・サスペンス映画の傑作。
単なる娯楽作というより、超能力をもってしまった者の苦悩や悲哀が色濃く描かれるなど、通常ならざるものを好んで描くクローネンバーグ映画ならではのテイストに満ちあふれている。
84年度のアヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭では、批評家&ヒッチコック・サスペンス&黄金のアンテナと3つの賞を受賞。

巨匠、デヴィッド・クローネンバーグ監督によるSFサスペンス。
交通事故をきっかけに、相手に触れるだけでその人間の未来を予知できる能力を身に付けた男が、世間との摩擦に苦しみ、やがて悲劇的な運命に導かれていく。

【羅夢の感想 - ネタバレ有】

この映画は事故がキッカケで予知能力を手に入れ、その力に苦悩する切ない物語。

事故で5年間の昏睡状態から目覚めた主人公。
世の中はすっかり変わり、ガールフレンドは違う男と結婚、母親は亡くなっていた。
それに加え、事故の影響で脳障害まで抱える事になる、、、っが、その脳障害と引き換えに未来を予知できるようになってしまった。

主人公はその能力が世の中の為になるならと、火災から人を助けたり、連続犯を見つけたりしていく。
しかし、その行為がだんだん気味悪がられたり、彼の能力を疑うものまで現れ、大騒ぎになっていった。

普通の生活に戻りたい主人公は大騒ぎに嫌気がさし、力を使う事をためらう。

ところが、議会候補グレッグ・スティルソンと握手した時、彼が数年後『アメリカ合衆国大統領』になり、核ミサイルのスイッチを押し世界が廃虚となる未来が見えてしまう。

未来を変えるべくスティルソンの暗殺を決意。

だが、銃の引き金を引く直前になって暴力で訴える事をためらった彼は、ボディーガードに捕まり死ぬ寸前まで痛めつけられ計画がダメになってしまう。

主人公は未来を変えられなかった事を悔やむが、最後にスティルソンに触れてみると、スティルソンは自分が生き延びる為に小さい子供を盾にした姿を写真にとられ政治家から失脚する姿が見えた。

彼の見えない努力によって未来は変わったのだった。

っという感じの、未来が見えてしまう人と見えない人との冷たい壁を上手く表現している作品。
端から見れば頭のイカレタ人が暗殺テロを企てたという風にしか見えないよねw
そういう苦悩を楽しむ作品で、映像は古臭い仕様だがなかなかの良作です。

ただ、派手なシーンがほとんど無く平坦に物語が進んでいくので、なにか起こらないかなぁっと期待してしまうのがタマニキズ・・・

まぁ、ようやくすると未来は変えられるって事w
でも、テロはダメよ。
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