ゲド戦記 - 羅夢の映画放浪記

ゲド戦記

ゲド戦記 [DVD]
評価 ★★★☆☆

見えぬものこそ。
監督宮崎吾朗が主人公アレンを通じて、現代の若者が持っている根源的な問題に触れ、「生きていくことの大切さ」を説く。

あちこちで作物が枯れ、羊や牛がダメになり、人間の頭が変になっている。
世界の均衡が、崩れつつあった。

エンラッド王の下には、国を襲う天変地異の報が数多くもたらされていた。

世界の均衡がもたらすはずの光が弱まり、黄昏が深まる予兆を告げる魔法使いに王の憂いは深まる一方だった。
ひとり宮殿を歩む王を襲い、宝剣を奪い去ったひとりの刺客。
薄れゆく意識の中で刺客に向けて呟いた名は「アレン」。それは、ただひとりの彼の息子の名前だった。

世界で最も偉大な魔法使い、大賢人のハイタカ(真の名:ゲド)は、世界に災いをもたらすその源を探る旅の途上にあった。旅の途中、ハイタカは国を出奔した王子アレンと出会う。

アレンは“影”に追われているようだった。世界の均衡を崩し、災いをもたらす力は、アレンにも及んでいたのだ。

影から逃げ惑い、心の闇と向き合うことのできないアレンの姿に、ハイタカは若き日の自分の姿を見ていた。

ふたりは共に旅を続け、人々が崩れた遺跡に巣食うように暮らす都城ホート・タウンにたどりつく。そこでアレンは、人買いに追われる少女テルーと出会う・・・。

宮崎駿の長男、吾朗が初監督に挑む。
それだけでも興味津々の一作。
原作は世界的ベストセラーで、宮崎駿も『風の谷のナウシカ』などに多大な影響を受けたと公言するファンタジー。
全6巻の、とくに後半のエッセンスを抽出しながら、架空の世界「アースシー」における異変と、その原因を探る王子アレン、大賢人ハイタカ(ゲド)の旅をつづっていく。

人物の過去や行動の動機が詳しく語られないので、ある程度、基本設定を知ってから観た方がいい。
吾朗監督は、人間の生と死など原作のテーマを追求しているものの、ストーリーテリングは、やはりまだ熟練とは言えない。

ただ、満天の星空や、微妙な色で変化していく夕暮れなど、絵画のように美しい映像は印象的。

全体の色づかいのバランスにも、過去のジブリ作品との違いが意識されているようだ。

声優陣では、やはりハイタカ役の菅原文太が重厚。
手嶌葵は透き通る歌声が心に響く。
結末を含め、いろいろと突っ込みどころはあるが、巨匠の息子の初監督作として温かく見守りたい作品である。

【羅夢の感想 - ネタバレ無】

この映画は宮崎駿の息子が描いたジブリ作品。
なんか、最近のジブリ作は補足知識を入れないと全く楽しめない、意味が分らない総集編的作品が多い気がします。

今回もそんな作品の一つで主人公キャラに愛着が湧く前に物語が終ってしまう感じ。
なにを言いたかったのか、なにをしたかったのか、薄ーく浅ーくボンヤリ分りましたが、なにせ細かい設定や描写を描く事無く、自分勝手にドンドン進んで行くので置いて行かれますw

んでもって見終ったあと、ただ単に「へぇー」って感じでしたw

大物の息子が悪いとは言いたくないし、世間体の期待も大きいのは分る。
あの人に神輿を担がれているのも分る。

ただ、この作品に関しては人間描写が雑すぎる。
流行ってないかもしれないが、何部作かに分けて、超大作にした方が良かったのではないだろうか。

まぁ、言うのは簡単だろうけど、実際は予算の関係とかの様々な大人の事情があって無理なのだろう・・・
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