ラスト・クリスマス - 羅夢の映画放浪記

ラスト・クリスマス

評価 ★★★★☆

特異体質のため、生後八年間ずっと無菌室で成長してきた少年が、両親の亀裂を埋めるために自らの生命をなげうつというドラマ。
「殺人魚フライングキラー」のオビディオ・G・アソニティスが製作、これが二作目のフィリップ・オットーニが監督にあたっている。
アメリカでの実話を基にフィリップ・オットーニが脚本を書き、マリオ・ヴルピアーニが撮影、ステルヴィオ・チプリアーニが音楽を担当。
スティーヴン・パワーが主題歌を作曲し、主演のスヴェン・ヴァルセッキが歌っている。
出演はスヴェン・ヴァルセッキ、クリストファー・ジョージ、ゲイ・ハミルトン、マウロ・クーリなど。
イタリアでの原題は、“Questo si che e amore"。

【羅夢の感想 - ネタバレ無】

この映画は1980年に製作された、ハートフルヒューマンドラマ。

内容的には、無菌室で育った少年が、自分の命と引き換えに両親の離婚を修復しようとするお話。

結構昔の作品で、役者の人達はぜんぜん知らない人ばかりなので、ときどき誰が誰だか分らなくなってしまったり、ちょい構成が見づらい部分がある。

だが、後半にかけて、かなり胸にくる素晴らしい作品に仕上がっている。

ちなみに、色々素材探したのですが、イタリアのドラマ?らしく、DVDにもビデオにもなっていないようだ。
たぶんレンタルにも無いかもしれないので見たい人は苦労しそうです。

最後にあらすじを参考に載せておきます。

【あらすじ】

8歳のトミー(スヴェン・ヴァルセッキ)は、血液抗体欠落症という特殊体質のため、まだ外の世界にふれたことのない少年だ。

どんな細菌やビールスにも無抵抗のため、ガラス張りの無菌室で成長した。
部室の中にはベッドのほかに、テレビ、バスケット・ボール用のネット、スケートボードのできるスペースもある。

親友のラリー(M・クーリ)も愛犬をつれて毎日面会にきてくれる。
生活の不自由さはないが、両親とくらせないわびしさはひとしおだ。

ママのグエン(ゲイ・ハミルトン)は染色家、パパのマイク(クリストファー・ジョージ)はテレビで人形芝居をやっている人気タレントだ。

だが夫婦の仲は、トミーの誕生以来うまくいっていない。
悲運の子供の出産は、グエンを地獄の責め苦に追い込んでいた。
ついに二人は離婚を決意して、家庭裁判所を訪れる。

だが、トミーには知らせたくないというのが、親としての思いやりだった。

しかし、繊細なトミーは、両親の心の動きを察知した。
パパとママはもう愛しあっていないのだ。
その原因は僕なのだと、トミーの心は悲しみにしずんだ。

翌日、マイクのテレビ番組を見ていると、視聴者から歌を募集していた。
早速、トミーはパパに会いたい思いを歌にたくし、匿名で応募した。
哀調を帯びたメロディに手紙をそえて、マイクの心は痛んだ。
これがトミーの作品であることが、すぐわかったからだ。

マイクが病院にかけつけた。

でも、トミーの心は晴れない、両親の愛しあっている姿を見たかったのに。
マイクは病院の帰りに、久しぶりにグエンと会い話しあったが、もはや二人の間の亀裂を埋めることはできない。

グエンはトミーに離婚のことを打ち明けた。

パパとママのためなら、死んでもいい。
そう思ったトミーは、ラリーの協力で病院を抜け出した。
トミーは外界の空気を初めて吸い、大喜び。
昔、両親が愛しあったという田舎の家へ向かう。
トミーの失踪を知った両親も田舎の家へ急ぐ。
トミーの死期は近づき、やっとのことで写真で見なれたとんがり屋根の家についた。
庭先にパパとママが出迎えてくれた。
「ぼくがいなくなっても仲良く暮してね」とトミー。
両親の腕に抱かれながら、トミーは永遠の眠りについた。
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