初恋 - 羅夢の映画放浪記

初恋

初恋 スタンダード・エディション [DVD]
評価 ★★★☆☆

「心の傷に時効はないから」府中三億円強奪事件・犯人は女子高生。
高校生のみすず(宮あおい)は、小さい頃から孤独だ。
ある日、彼女はジャズ喫茶Bの前にいた。
煙草の煙が立ち込めるフロアの奥に、兄の亮、そしてその友人たちがいた。
その中でも異彩を放つ男、東大生の岸(小出恵介)。
彼らと仲間になり変化を始めるみすずの生活。
そして岸に対して生まれた、切ない感情…。
そんなある日、岸がみすずに相談を持ちかける。
「…現金輸送車から三億円を強奪しないか?」。
言葉を失うみすず、しかし岸の一言でみすずの気持ちは固まった。
「おまえが必要なんだ」。
そして、この計画にのめり込んでいくみすず。
バイクの乗り方を練習し、犯行ルートの道順を頭に叩き込む。

宮崎あおいが、あの3億円強奪事件の犯人を演じる!
センセーショナルな設定だが、この映画の本質は1960年代の青春ドラマにある。
1967年、義理の親と暮らし、孤独に悩む女子高生みすずが、新宿のジャズ喫茶で出会った仲間たちとの時間に生きがいを見出していく。
やがて彼らは現金輸送車からの強奪を計画。
みすずは、計画遂行の中心人物を引き受けることになる。
昭和の大事件の犯人が女子高生というのはもちろん架空だが、映画全体を覆う息づまる空気感が、奇妙なリアリティを醸し出す1作。

タイトルにある通り、物語の軸は、みすずが東大生に抱く淡い恋心だ。
この点で宮崎あおいは、現代の女性たちとは違う、60年代に生きるヒロインのピュアな雰囲気を表現することに成功。
役に対する彼女の意気込みは、メイキング映像からもひしひしと伝わってくる。
実兄の宮崎将も出演しているのだが、あおいの存在感があるだけに、その分、共演者に魅力が乏しいのが惜しいところか。
それでも3億円強奪当日のスリリングな展開や、その後の切ないドラマ運びは見ごたえがある。

【羅夢の感想 - ネタバレ無】

この映画は2006年に製作された、三億円事件を題材にしたラブロマンス作品。

昭和のアウトローな時代の物語で、あの有名な三億円事件と恋愛をくっつけ、独自の視点で描いているストーリー。

学生運動が激しい時の権力に立ち向う若者達の心情も上手い具合に表現している。

現在あの事件は、実はすでに解決しているのにも関わらず、警察が学生制圧する為の材料に使ったという説があるようです。(昔からかw

この作品のように女を使ったと言う説も面白かったので、興味がある人はどうぞ。
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