椿三十郎 - 羅夢の映画放浪記

椿三十郎

椿三十郎 通常盤 [DVD]
評価 ★★★☆☆

この男、時代を超えて生きている。

豪華キャストでおくる、あのエンタテインメント娯楽大作「椿三十郎」DVD発売決定!
日本映画史上、最も人々に愛されたヒーローがスクリーンに蘇った。
その名は“椿三十郎”。

1962年に公開された、巨匠・黒澤明監督と主演・三船敏郎コンビの不朽の名作『椿三十郎』の主人公は、当時日本全国の観客の圧倒的な支持を受けた。
一見、無精ひげを生やしたただの素浪人。
しかし類まれなユーモアで人を煙に巻き、卓越した知恵で多くの試練を乗り越え、その必殺の剣で絶体絶命の危難をなぎ倒す。

しかし、なにより人々を魅了したのは「弱い立場の人々を、困っている人を見て見ぬフリができない!」という、その心意気。

ちょっとおせっかいかも知れないが、頼りになる男・椿三十郎の手に汗握る活躍を描いた、超一流のエンターテインメント作品が、ついにDVDで登場!!

とある藩で、九人の若侍たちは、上級役人の汚職・不正を暴くために立ち上がったが、逆に悪人の手によって、絶体絶命の危機にさらされた。
その時、一人の浪人が現れ、九人の生命を救った。
彼の名は、椿三十郎。
正義を貫こうとする若者たちの純粋さに、心打たれた三十郎は、若者たちと共に巨悪に挑むことにするが、彼らの前には幾多の困難が待ち受けていた……。

かの黒澤明の傑作を、脚本はそのまんまにして21世紀のキャスト&スタッフで映画化したのが本作だ。
正直、黒澤監督の映画の中で個人的にはベスト3に入る作品なので、これがリメイクされると聞いた時は、相当に怒りがこみあげてきた。
そんなことする必要はないだろうと思ったからだ。
しかしこの新版を見てそれなりに意味があることに気づいた。
そもそも本作は上級役人の汚職・不正上司の汚職に気づいた9人の若侍たちが、血気にはやりすぎたがために、それを正そうと城代家老の睦田に訴える。
が、それを受け入れてもらえなかったことから大目付の菊井に訴えを。
だがこの菊井こそ悪党の一味だったことから、城代家老の睦田は連れ去られてしまうというストーリー。
最近、いろんな企業が内部告発でとんでもない真実が暴露されたりしているが、いつの時代も上層部が膿むとロクなことはない。
この映画はそんな腐った社会状況を的確に描き、組織の中におけるリーダーとは何かを論じたりもする。
そうまさに、リーダー不在と言われる今にふさわしい作品になっているというわけなのだ。
こんな現代でも遜色おとらない話だが、これをまんま黒澤明の作品として見せようとしても、今の若い世代はそうそう見ない。
つまり新しく作り直すことで、逆にその面白さを改めて世にしらしめているのだろう。
そういう意味ではちゃんと楽しめる作品に仕上がっている。
ただ実際の映画のテンポはなんと黒澤版のほうが早い。
そのことも頭に止めながら観ていただきたい。

【羅夢の感想 - ネタバレ無】

この映画は2007年に製作された黒澤明監督の『椿三十郎』を織田裕二でリメイクした作品。

黒澤明監督作よりコミカル調コメディ色に仕上がっている。
分かりやすく見やすくなっている所は評価できるのでは?

まぁ、織田裕二が嫌いだったら絶対に楽しめない映画ではあるが、不正を正す若者達が奮闘する本来のテーマそのものは伝わったのではないでしょうか。

まぁ、こういう完璧な作品からのリメイクは世間評価が辛くなってしまいますねw
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