鉄コン筋クリート - 羅夢の映画放浪記

鉄コン筋クリート

鉄コン筋クリート (通常版) [DVD]
評価 ★★★★☆

宝町で暮らす親を知らない少年クロとシロ。
町で“ネコ”と呼ばれるふたりは、かつあげやかっぱらいで暮らしていた。
その町で“子供の城”の建設話が持ち上がる。
しかし、それは古めかしい宝町を近代化して支配しようとするヤクザの仕業。
昔気質のヤクザのネズミは反対するが、彼のボスは謎の男“蛇”にこの計画を一任していた。
残酷な蛇はクロとシロを邪魔者だと判断し、刺客をおくる。
ケンカでは誰にも負けない凶暴なクロだったが、刺客の前では手も足も出ない。
そして追いつめられたシロは刺されてしまう…。

松本大洋原作漫画のアニメ映画化。
熱狂的なファンを持つ松本作品だが、この映画はその世界観を想像を超えるほど見事に映像化している。
昔懐かしい匂いと迷宮のような不気味さを兼ね備えた宝町の鮮やかな映像、クロ、シロはじめボイスキャストの名演(クロは二宮和也、シロは蒼井優)、原作漫画への深い愛がスクリーンのすみずみまで溢れ、宝町の世界に見るものを自然に飛ばせてくれる。
子どもが生きにくい世の中にしてしまった大人たちへ痛烈なパンチをあびせる傑作だ。
日本アニメは宮崎駿ワールドが頂点かと思いきや、まったく違ったアプローチと映像世界を持った作品が、その座をおびやかすほどの勢いで登場したことがうれしい。
とはいえ監督は米国人のマイケル・アリアス。
米国と日本で活躍する映像クリエイターだが、デビュー作とは思えない見事な手腕に脱帽だ。

松本大洋の同名漫画を『アニマトリックス』のマイケル・アリアス監督とスタジオ4℃が映画化。
不穏な動きが見え始めたヤクザの街・宝町を根城にする“ネコ”と呼ばれるふたりの少年が、生き残りを賭けた反逆を開始する。
二宮和也、蒼井優が声優に挑戦。

【羅夢の感想 - ネタバレ無】

このアニメは2006年に製作された『松本大洋』の『鉄コン筋クリート』を映像化した作品。

独特の世界観が魅力の『松本大洋』、単純なテーマなのだが複雑で分るような分らないような・・・深い作品なので何度見ても飽きず、その都度感じる事が違う不思議な作品でもある。

一時期アメリカ人監督による駄作が生まれるのでは?っという心配はあったが、見てみると芸術性はかなり高く、絵も声も『松本大洋』の世界観を崩していなかった。

まぁ、それでも好き嫌いの激しいマニアックなアニメでもあるがw

『松本大洋』の初心者の方にはまず、分かりやすい漫画『ピンポン』から見る事をオススメします。
コメント
非公開コメント

トラックバック

http://ramus.blog36.fc2.com/tb.php/1605-3fe17c30