ブロークン・フラワーズ - 羅夢の映画放浪記

ブロークン・フラワーズ

ブロークンフラワーズ [DVD]
評価 ★★★☆☆

ダメな人生も愛おしい。

昔は、多くの女性と恋愛を楽しんだ元プレイボーイのドン・ジョンストンは、中年となった現在も勝手気ままな独身生活を送る。
そんなドンに恋人のシェリーも愛想を尽かし、ドンから出ていった。
そこへ、差出人不明の謎のピンクの手紙が届く。
便せんには"あなたと別れて20年、あなたの息子はもうすぐ19歳になります"と書かれていた。
それを聞いた親友のウィンストンは、お節介にもドンが当時付き合っていた女性たちを訪ねて回る旅を段取りしてしまう。
そして、気乗りのしないドンを強引に息子探しの旅へと送り出すのだった。

ジム・ジャームッシュ監督が、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』など初期の作風に戻った印象を与え、ファンにとってはうれしい一作。
身に覚えのない息子の存在を知らされ、あたふたと過去に付き合った女たちを訪ね歩く中年男という役で、このビル・マーレイほどぴったりの役者はいないだろう。
表情の変化は最小限に留めつつ、男の悲哀を観る者に伝える。
その名人芸に感情移入してしまうのである。

過去の女たち4人を演じるキャストも魅力的だ。
奔放なシングルマザーのシャロン・ストーン、動物の言葉を理解する医師のジェシカ・ラングら、誰もが個性的で、他の映画とは違う顔をみせている。
これもジャームッシュの演出の手柄。
その一方で4人には、「ひとりの男の趣味」である共通点が浮かび上がってくるのも興味深い。

便せんや花束など、あちこちに配されたピンクのアイテムが効果的で、エチオピア音楽を始めとした曲の使い方もうまい。
映画のリズムを中心に、どこをとっても同時代の他の監督作にはみられないテイスト。
その新鮮な体験をするだけでも、ジャームッシュの作品は観る価値があり、本作はその適材である。

【羅夢の感想 - ネタバレ無】

この映画は2005年に製作し、2006年4月29日に公開した、シュールで静かなドラマ。

昔モテ男だった主人公の所に「息子がいます」という手紙が届いた。
息子がいると知った主人公は探偵みたいに色々探り始める。

っといった感じのストーリー。

徐々に徐々に面白くなっていくスルメ映画。

しかし、最後のオチは犯された感じがする後味の悪い結末w
後は御自由に御考え下さいって答えをぶん投げる映画はどうも苦手・・・
もっとハッキリとしたオチがあったほうがこの作品はもっと輝くと思う。

ちなみに、息子の真相は物語では語っていませんが、車で通り過ぎた人は『ビル・マーレイ』の本物の息子らしいw

ちょっとしたお遊びは粋なんだけどねぇ^^;
コメント
非公開コメント

トラックバック

http://ramus.blog36.fc2.com/tb.php/1690-75d3718f