秘密のかけら - 羅夢の映画放浪記

秘密のかけら

秘密のかけら [DVD]
評価 ★★★☆☆

アトム・エゴヤン監督が、1950年代、アメリカのショービズ界で起きたスキャンダラスな事件を描くという、それまでの作風とはガラリと雰囲気を変えて撮った作品。
TVショーに出演し、コンビとして人気を高めたエンターテイナーのラニーとヴィンスだが、2人が泊まったホテルで女性の変死体が発見される。
その時点では自殺と報道されるが、15年後、ジャーナリストのカレンが事件の真相に迫ろうと2人を取材する。

ショービズ界という、多くの観客が入り込みやすい設定にしながらも、映画が進むにつれ、事件の真相がどんどん藪の中へ入っていくのが本作の真髄。
カレンが、取材対象である2人に過剰な憧れを抱いている事実が、彼女と殺された女性のイメージをダブらせていくのだ。
その不可解さが事件の曖昧さと重なりつつ、主要人物3人は最後まで真実を表に出すことはない。
一方で、セックスシーンの描写は、かなり過激でショッキング。
欲望が事件だけでなく、人生の重要なカギになることを納得させる。
そんなエゴヤンの秘めたメッセージが伝わるのは、ケヴィン・ベーコンらキャストが、役の心の奥底まで演じることに成功しているからだ。

『スウィート ヒアアフター』のアトム・エゴヤン監督が、ケヴィン・ベーコンとコリン・ファースの共演で贈る官能サスペンス。
人気デュオのラニーとビンスは事件に巻き込まれコンビ解消。15年後、ひとりの女性記者が事件の真相に迫るが…。

【羅夢の感想 - ネタバレ無】

この映画は2005年に製作された、カナダ、イギリス合作のサスペンススリラー。

昔の事件を掘り下げて調査する設定の為、前半の物語が回想と現実をあっちこっち行き来するので、キャラの把握や物語を理解するのに結構時間がかかり、混乱してしまった。

まぁ、後半落ち着いてくるので少しずつ把握していけますがw

全体的にもう少し分かりやすい構成だったら、ひねりのきいたドキュメント風サスペンスになったのではないだろうか。
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