東京タワー オカンとボクと、時々、オトン - 羅夢の映画放浪記

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2枚組) [DVD]
評価 ★★★★☆

リリー・フランキー原作の同名ベストセラーを映画化した本作は、ドラマ版とは違って、映画ならではの細部へのこだわりや、絶妙なキャスティングによって、原作の持ち味を存分に活かすことになった。
原作者自身がモデルである主人公の「ボク」が、炭鉱町・筑豊での少年時代を経て、東京でイラストレーター兼コラムニストそして成功。
ガンに冒された「オカン」を東京に呼び寄せるという物語は、ほぼ原作どおり。
映画だからといって、妙に本筋を外れなかったことに好感が持てる。

長髪で無精ヒゲを生やしたオダギリ ジョーは、思いのほかリリー・フランキー本人に近いイメージ。
さらに樹木希林のオカンの若き日を実娘の内田也哉子が演じることで、時の流れが見事に表現されている。
そのほかキャストでは、原作にも出てくる松田美由紀の使われ方や、一瞬だけ登場する豪華ゲストも見どころ。
炭鉱町のセットを始め、その後の80~90年代のカルチャーも丁寧に映像化された。
原作ファンが気になるのはクライマックスだが、オカンがガンに苦しむ姿を壮絶に描く反面、その後は過剰な演出を避けたたことで、原作よりも、じっくり感動する人が多いかもしれない。
映画として、どこにインパクトを与えるべきなのかを、監督の松岡錠司は知っているのだろう。

リリー・フランキーの同名小説を、オダギリ ジョー、樹木希林主演で映画化した、母子の絆を描いた感動作。
昭和の筑豊の炭鉱町で育った主人公・ボクが、平成の東京タワーの下で母・オカンを看取るまでを描く。
脚本は、『恋の門』の松尾スズキ。

【羅夢の感想 - ネタバレ無】

この映画は2007年に製作された、『リリー・フランキー』の実体験を元に描かれているヒューマンストーリー。

昭和の雰囲気と母と子の絆を描いている物語。
見終った後、親孝行したくなる、そんな心あたたまる作品に仕上がっている。

人生の時間軸を端折ったり、ぼかしたりすると、もう少し深く描いて欲しかったなぁって気持ちになるんだけど、この作品は逆にテーマをより深く、浮き彫りだだせた演出効果になってました。(勉強になりますなぁ。

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