河童のクゥと夏休み - 羅夢の映画放浪記

河童のクゥと夏休み

河童のクゥと夏休み 【通常版】 [DVD]
評価 ★★★☆☆

夏休み前のある日、小学生の帰り道に上原康一は大きな石を拾った。
持ち帰って水で洗うと、中から何と河童の子供が!!
第一声は「クゥ?!!」。
康一はこの河童を「クゥ」と名付ける。
クゥは康一たちと同じ言葉を話し、何百年もの間、地中に閉じ込められていたことがわかる。
最初は驚いた家族もクゥを受け入れ、クゥのことは秘密にしようと決めるが・・・。

河童の子どもを見つけた少年が、河童と友情を育む物語。
これだけ聞くと、多くの人は「子ども向け」と先入観を持つはずだが、本作にはアニメにあまり興味のない大人も引き込んでしまう、不思議な力が宿っている。
江戸時代の地震で地中に埋まってしまった河童の子どもが、現代の小学生・康一に発見される発端こそ「おとぎ話」風だが、河童のクゥを迎え入れる康一の家族それぞれの心理が自然に描かれ、ほのぼのとした気分に浸らせてくれる。
この種のアニメにとって、いかに“自然に”描くかは、最も苦労する点であるが、本作はそれを達成しているのだ。
河童の子どもは当然のごとく、世間から注目を浴びてしまう。
マスコミに騒がれたクゥが東京タワーを登るシーンは、『キング・コング』を連想させ、観る者を切ない気持ちにさせる。
そして予想どおり、康一の家族とクゥには別れの時が来るのだが、ここでも過剰な演出を避けることで、心にじわっと染み入る感動を与えることに成功した。
青空と白い雲、クゥと康一が泳ぐ川など映像も上質。
全体に誠実さに溢れた作りだからこそ、アニメに疎遠な人も思わぬ喜びで包むのである。

【羅夢の感想 - ネタバレ無】

このアニメは2007年に製作された、河童と少年の出会いを描いた作品。

ガキの見る、ゆる~いストーリーかと思っていたのですが、色々な観点から社会風刺している、かなりリアルな作品でした。

河童を題材に、人間の醜さや酷さ、マスコミの洗脳報道等々、大衆心理を深くエグく掘り下げて描写している。
中盤、これ子供に見せて良いの?ってくらいドロドロとした世界観が広がっていますw

まぁ、最後はきっちりシメてくれるので、ドロドロ感なくなっていますが、犬がねぇ・・・。
あんだけドロドロ描いたのに、あの犬の件の描写だけ軽かった様に思える。
っていうか、あの描写いるのか?
作者の強制感動ポイントじゃないの?

とにかく、人間って勝手な生き物なんだなぁっと言う事だけは強烈に感じる事が出来た。

最後に、音声が聞きづらい個所があるのもマイナスポイントです。
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