理想の女(ひと) - 羅夢の映画放浪記

理想の女(ひと)

理想の女(ひと) [DVD]
評価 ★★★★☆

いい女は2種類しかいない。
全てを知り尽くした女と何も知らない女。
1930年、南イタリアに咲く皮肉な愛の運命。
文豪オスカー・ワイルドの傑作、待望の映画化!
「スカーレット・ヨハンソン VS ヘレン・ハント」二大オスカー女優夢の競演!
興収2億と大ヒットを記録した「理想の女」いよいよDVD発売!

ニューヨーク社交界の華として知られる若いメグ・ウィンダミアと夫ロバートは、セレブが集う南イタリアの避暑地アマルフィにバカンスに訪れた。
そこでメグは魅惑的なアメリカ人女性アイリーンと出会う。
周囲の中傷にも負けず、奔放な恋愛遍歴を重ねてきたアイリーンと、生涯を誓い合ったひとりの夫に純粋な愛を捧ぐメグ。
やがて、社交界で囁かれるアイリーンと夫の密会の噂。
傷つき混乱するメグ。
だが、メグは知る由もなかった。
このスキャンダルの陰に自分自身の出生にまつわる秘密が隠されていたことを…。

オスカー・ワイルドの「ウィンダミア卿夫人の扇」の映画化だが、舞台が原作の19世紀末イギリスから、1930年代のイタリアに移し換えられた。
主要人物もアメリカ人になったことで、より現代の観客に訴えやすい設定になっている。
上流階級の若妻メグが、夫のウィンダミア氏とイタリアを訪れるが、悪名高いアーリン夫人がウィンダミアに近づく。

複雑に絡んだ誘惑のゲームに加え、周囲の狂騒も賑やかに描かれるのは、いかにもワイルドらしい。
「噂されるより、噂されないほうが辛い」「悪い女は厄介だが、いい女は退屈」など、反語的な名セリフの数々が物語に溶け込み、軽妙なユーモアに浸れる。
この反語の関係は、ヒロインふたりの人物像にもくっきりと表れている。
経験のある女と、純粋な若い女。
男はどちらを欲するのかというテーマが見え隠れするのだ。
アーリン夫人役のヘレン・ハントは、際立つような美女でもないのに男を虜にする難しい役柄だが、観る者を納得させる名演。
結末に用意される思わぬ感動も含め、時代を経ても、色褪せない愛のドラマを作ったワイルドの才能に、改めて感心させられる。

【羅夢の感想 - ネタバレ無】

この映画は2004年に製作され、2005年9月10日に公開された、大人達のラブストーリー。

内容的には1930年代の男と女の情事を描いている作品。

オイラ的には、こういう大人の小難しい恋愛術のやりとりや勝負は、あんまし好きじゃないので、つまらない時間になりそうだなぁっと思ってみていたんだけど、後半、衝撃的な事実にかなり驚きましたw

おもしろさも、その辺からグングン上昇していく。

オチもハッピーな気分になれるし、人の噂(ゴシップ)はあくまでも噂であって、すべて真実だと思わない方が良いということも勉強出来ます。

不倫しただの裏切っただのと、そういう低俗なテーマではなく、この映画は上質なヒューマンドラマに仕上がっています。
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