黄泉がえり - 羅夢の映画放浪記

黄泉がえり

黄泉がえり
評価 ★★☆☆☆

九州、阿蘇地方のとある地域で死者が次々とそのときの姿でよみがえるという不思議な現象が発生。
厚生労働省に勤務する川田(草剛)は、故郷でもある現地に向かい、死んだ親友、俊介の恋人だった葵(竹内結子)と再会、調査を開始。

やがてこの現象でよみがえった人々は3週間しかこの世にいられないという法則に気づき、葵のために俊介をよみがえらせようとするが…。

梶尾真治の同名小説を原作に繰り広げられるラブ・ファンタジー映画。

生者と死者との優しき想いが前半は群像劇として描かれ、後半は川田と葵のドラマに焦点が絞られていく。

阿蘇という古代伝承の地を活かした伝奇ミステリとしての要素は薄いのは残念だが、『害虫』などで注目される塩田明彦監督の端正な演出が切ない感動を巧みに盛り上げ、2時間5分の長尺を一気に盛り上げる。

3週間の期間限定公開だったが、あまりの好評にロングランとなり、劇中のシンガーRUI(柴咲コウ)が歌う『月のしずく』も大ヒットした。

この映画は人間が3週間だけ蘇ったらをテーマにしたファンタジー作品。
この作品、小説の中なら面白かったかもしれないが、映像にしたら、なんか間抜けなモノになってしまったように思える。
テーマが『死んだ人が蘇る』だけあって、身近な人をなくしてしまった人なら一度は思った事はあると思う深いテーマであるが、後半は柴咲コウのワンマンライブショーになっていく。。。
それにも深いオチがあるのだがw
オイラ的には安易に人の死を、ただただ感動させる安い道具にしている節が感じられる。
テーマが深いが構成がついていってない、設定も曖昧だし。

蘇ったらというもしも話が大きいくくりで、実際は蘇ってほしくない人も蘇るし、蘇っても3週間限定なので悲しみが増えるだけ、3週間でも伝えたい事を伝えられて満足等々そういういろいろな感情を描きたかったのだろう。
また、忘れかけている死んだ人をもう一度思い出してお墓参りに行こうっという事かもしれない。
はたまた、織姫と彦星がテーマなのだろうか?

まぁ、とにかくテーマが深いんだが映像では伝えきれていない所が残念。
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