ラスト・サムライ - 羅夢の映画放浪記

ラスト・サムライ

ラスト サムライ
評価 ★★★☆☆

演じるオールグレン大尉と同様に、トム・クルーズ自身が日本の武士道に心酔していく姿が伝わってくるアクションロマン超大作。
ハリウッドが撮った日本の歴史という点でも、画期的な一作である。
明治維新直後の日本で、軍を近代化したい政府の要請を受け、南北戦争の英雄オールグレンが招かれる。
ごう慢な態度で軍を教育する彼だったが、反政府の侍たちとの戦いに敗れ、囚われの身となった山里で武士道精神にめざめていく。

姫路や京都でもロケが行われたが、ニュージーランドやハリウッドのセットで再現された明治の日本が壮観。
衣装や小道具は、時代劇を見慣れたファンにも違和感はなく、むしろその細密さに驚かされる。

大平原での騎馬アクションは色遣いも鮮やかで、黒澤明の『乱』を彷彿。

トム・クルーズと小雪のロマンスには、あえて深く切り込まなかったことで作品全体のトーンも保たれた。
侍たちを統率し、政府に反旗を翻す勝元役の渡辺謙は、トム以上の存在感。
クライマックスでの彼の壮絶な演技には、身震いしてしまうほど!

この映画は侍時代から近代化へとうつる瞬間を描いた作品。
ハリウッドスターと日本の俳優の共演が話題を呼んだ作品でもある。

日本の歴史映画はどことなく放映時間が長く、眠たくなってしまう作品が多々あるが、154分とかなりの超大作にも関わらず、飽きずに見る事が出来た。
しかし、オイラ的には時間が長過ぎて2回目を見る時にためらってしまう作品ですがw

まぁ、ハリウッドが関わった映画にしては、時代背景が平等に描かれていたのではないでしょうか。
というか、むしろ日本人が美化されている!?
そんな風にも思えるの作風になっている。

見所は色々あるが、とくに侍と軍隊が戦うシーンは生きを飲む大事なシーンでした。
負け戦にも関わらず、懸命に戦う姿は、まさに侍魂と言った所か。

武士道は今で言うと無謀な教え(見方によっては命を粗末にしている)のように思えますが、時には命を捨てるぐらい何かに賭ける、そんな気持ちも現代人は、オイラもしかり、持っていてもいいかもしれません。

日本人の生き方を今一度『ラスト・サムライ』で思い出してみましょう。

ちなみに評価が普通なのは、やはり、ちょい長過ぎな所だが、史記としてではなく娯楽として見る分には十分楽しめる。
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